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幸運児、入社!

―犬島ハウスプロジェクト《犬島の島犬》以来、7年ぶりとなる屋外設置作品

幸運児は、造形作家川埜龍三氏が、《犬島の島犬》以来、友好を深めていたキッカワから依頼を受け、1年3カ月をかけて自由に制作した作品です。

少年のポケットからアイスのあたり棒がはみだし、幸運の一瞬が永遠に続く、或いは永遠に幸運が続くような姿が表現されています。作品表面においては、アルミ蒸着加工が施され、純金色の鏡面仕上げという美しい仕上がりになっています。設置場所である、キッカワのメインオフィスは、交通量の多い道路沿いにあり、今後、非常に多くの人目を引く存在になると思われます。

作品名:幸運児

製作年: 2019年-2020年

身長: 218cm (台座を含めると368cm)

キッカワ入社日:2020年3月8日(推定学年は小学校3年生くらいなので、最年少入社)

設置場所:〒710-0142 岡山県倉敷市林 2177 株式会社キッカワ メインオフィス

*写真撮影、SNSへの投稿はご自由に! 車にはご注意ください。

 

作品制作中のさまざまな写真

幸運児の原画

 

1/5サイズ模型

 

 

蒸着加工風景

 

assimo(岡山市北区田中)で撮影される幸運児

 

 

幸運児設置作業

 

【川埜龍三 プロフィール】
1976 年、兵庫県生まれ、岡山県笠岡市在住。独学で美術制作を学び、ギャラリーや美術館での作品発表を中心に、既存の価値観に左右されない独自の芸術活動を続けている。近年は瀬戸内海や古墳時代を舞台に特定の地域の歴史を掘り起こし、その土地に眠る伝説を可視化する作品も制作している。 www.ryuzo3.net

 

 

+++キッカワからのコメント+++

キッカワが運営する倉敷経済新聞の記者として、2013年に「犬島の島犬」を取材したのが、川埜龍三さんとの初めての出会いでした。その時の、川埜さんの作品そのものはもちろんのこと、作品に対する情熱、川埜さんの人柄、また川埜さんを取り巻く仲間たちにすっかり魅了され、いつか川埜さんに作品を作ってもらうんだ!と、その時から心に決めていました。2018年、キッカワの新社屋を、倉敷市林の土地に建てることが決まった時、その機会は訪れました。

初めて、「ここに幸運児のでっかいのを置く!」と言われた時は正直驚きました。川埜さんのもともとの「幸運児」は2014年の個展でも知っていたので、この金色の「幸運児」を社屋に持ってきたら、みんながなんて思うのだろう・・・少し心配にもなりました。

でも、川埜さんがなぜこの「幸運児」をキッカワに置くと決めたのか、その理由が理解できた時、「幸運児」こそ、キッカワにあるべきで、「幸運児」はキッカワ以外に考えられない!と確信しました。(少し大げさかもしれませんが・・・(笑))

キッカワは、先代の吉川巌の時代から、様々な危機を乗り越え、この倉敷市で半世紀以上事業を営んできました。その根底には先代と現社長である吉川青良の運の強さと前向きさがあります。それはまるで、アイスの「あたり」の棒をもった少年のように・・・。

そして、キッカワの社内では、そんな社長の前向きさに引っ張られ、いつも・・・できるだけいつも笑顔で、時には大声で笑っていて、キラキラと輝いています。幸運児の輝きのように・・・。

いつも良いときばかりではないと思いますが、このアイスが「あたり」だった時を思い出して、楽しく、強く、前を向いて進んでいきたいと思います。そしてこの「幸運児」を見た人が、そんな気持ちを少しでも感じでもらえたらと願っています。 (コメント:吉川 若菜)

川埜龍三さんと吉川若菜

 

 

アイスのあたり棒と社長(吉川青良)

 

 

 

【作品についての問い合わせ先】
〒710-0055 倉敷市阿知 3-22-25 ナントカ百貨内
川埜龍三オフィシャルギャラリーラガルト
TEL: 090-7776-6878  MAIL: gallerylagarto@gmail.com

担当者 : 滝口

*取材を希望される報道機関の方は、上記の電話もしくはメールにてご連絡いただければ幸いです。